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広島電鉄200形電車(ひろしまでんてつ200かたでんしゃ)は、広島電鉄が保有する路面電車車両。半鋼製の2軸単車で、1950年ドイツ・デュワグ(DUEWAG)製。1928年製で第2次大戦で被害を受けた車輛の部品を利用して車体を新造したもので、1988年に姉妹都市のドイツ・ハノーバー市より寄贈された。導入の経緯から、「ハノーバー電車」と呼ばれる。 == 概要 == 車体は全長11mあまりと、日本製の4輪車に比べて長い。 窓配置はF1-1D4D4、客用の窓は固定式の大きなもので、ドアは2枚引戸である。 出入口附近と客室の間には仕切りがある。 車内は、固定式のクロスシートで、木製である。 この形の車両は、ドイツではaufbauwagen(復興車)と呼ばれる。つまり、戦災復旧車の標準車体を持つ車両のことである。これは、第2次世界大戦時に開発され、ドイツ及びその支配下にあったオーストリア、ポーランド等に向けて大量生産されたKSW型(kriegsstrassenbahnwagen:戦時型路面電車)を基本に改良したものである。なお同型車はドイツ各地で事業用車として残存、もしくは動態保存されている〔中でも真っ赤な車体にイラストが描かれた、フランクフルト・アム・マインの街を週末に走る“Ebbelwei Express”(リンゴ酒電車)は特に有名である。〕。 電装品はAEG製で、屋上には中央にパンタグラフを備えるほか、ドイツの車両らしく抵抗器を積んでいる。 台車は無骨な板台枠式である。主電動機の出力は46kW×2であり、たとえば同じ2軸単車で自重もほぼ同等の150形が26kW×2であるのに比べ、かなりの高出力であるといえる。これは元来、一般的にドイツの路面電車は表定速度が日本よりも高いうえ、いわゆるデュワグカーまでの旧型車の場合、付随車を常時1両から2両程度牽引して運行することを前提にしていることによる。実際、本車の場合も、広島到着時には連結器を装備していたほか、運転台には現在も付随車1両ないし2両牽引に対応するためのブレーキ切替レバーが残存している。 また、制御方式は直接制御だが、制御器は1台を床下に水平に装備しており、両運転台から延びたシャフトによって操作する。 このように、アメリカの電車を基本に進化してきた日本の電車とはかなり異なる、ドイツの電車の系譜を随所に読み取ることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「広島電鉄200形電車 (2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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